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 割高だけど必ず座れる有料の「通勤ライナー」導入が私鉄各社の間でブームだ。通勤電車の混雑に苦しむ会社員らの心をとらえ、鉄道会社は頭打ち気味の運賃収入の増加に期待する。

 東京・新宿と東京西部などを結ぶ京王電鉄は、昨年2月に「京王ライナー」を投入した効果で、2019年3月期に約4億円の指定席料金収入があった。一部運賃の値下げでもうけが減るなか、この4億円がなければ鉄道事業の営業収益は前年割れになるところだった。

 京王ライナーは業界では「後発」だが、「今期の収入は更に拡大する」(木村創・経理部長)とライナー快走への期待は大きい。