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 三陸から北海道の沿岸でミンククジラの生態を研究する調査捕鯨について、北西太平洋鯨類科学調査団と水産庁は26日、八戸を拠点とする調査計画の概要を発表した。

 期間は5月4日から5月下旬までで、沖合半径約90キロの範囲で調査する予定だ。日本は国際捕鯨委員会(IWC)からの脱退を決め、今年7月から、31年ぶりとなる商業捕鯨を再開。来年からは「八戸も基地拠点のひとつ」との認識も示された。

 調査団の磯田辰也団長らが八戸市で会見した。調査捕鯨には小型捕鯨船4隻が参加し、八戸、鮎川(宮城県)などを拠点にする。上限採集頭数は80頭で、捕獲したクジラは八戸港に水揚げされ、適切な捕鯨枠算出のため研究される。耳垢栓から年齢、卵巣・精巣重量から性成熟度を調べるほか、胃の内容物なども確認する。

 水産庁によると、6月30日にIWCを脱退し、7月1日から商業捕鯨開始となる。八戸をはじめ、鮎川、釧路(北海道)など最初の出発港は未定という。(横山蔵利)