[PR]

 2018年4月6日。神戸地裁姫路支部に集まった約40人の裁判員候補者たちに、裁判長が問いかけた。

 「長くて大変な裁判ですが、最後までがんばっていただけますか」

 公判が始まる被告は、男性3人が死亡したとされる殺人事件や逮捕監禁致死事件などで起訴された。うち2人は遺体も見つかっておらず、被告は起訴内容を否認した。検察側と弁護側で計110人以上の証人を尋問するため、裁判員裁判として過去最高の207日間にわたって76回の公判が予定されていた。

 裁判所はあらかじめ501人に呼び出し状を送っていたが、384人がこの日までに辞退。呼び出しに応じた77人のうち、さらに37人が仕事への支障などを理由に、裁判員とならないことが認められた。残った候補者たちは、「覚悟」を確かめるかのような裁判長の問いかけに、「大丈夫です」と答え、抽選で6人の裁判員と6人の補充裁判員が決まった。

 だが、いざ公判が始まると事情…

この記事は有料会員記事です。残り1081文字
ベーシックコース会員は会員記事が月50本まで読めます
続きを読む
現在までの記事閲覧数はお客様サポートで確認できます
この記事は有料会員記事です。残り1081文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。残り1081文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
関連ニュース