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 北海道上士幌町の糠平湖に水位が低いときに現れ「幻の橋」と呼ばれる旧国鉄士幌線のタウシュベツ川橋梁(きょうりょう)。その橋を10年以上撮り続けている写真家・岩崎量示さん(40)の写真展が、帯広市西2条南9丁目の「廊―KOHBUNDO」で開かれている。劣化が進む橋梁の姿を、糠平湖の四季折々の景色の中で紹介している。

 埼玉県生まれ。北海道好きが高じて、2005年に町に移住した。「崩壊間近」とささやかれてきた橋梁の存在を知って撮影を始め、「最後の時まで見届けたい」との思いで頻繁に通っている。

 ドローンで上空から撮影した水没中の写真のほか、凍った湖面の下に気泡が閉じ込められた「アイスバブル」や満天の星とともに橋梁を写した作品などを展示。岩崎さんは「四季の中で同じ景色がなく、飽きることがない。明日になれば崩れているかもと、緊張感を持って日々、撮影を続けている。多くの人に橋の存在と実情、周辺の自然を知ってもらえたら」と話す。

 12日まで(8日休館)。午前10時半~午後6時。入場無料。(中沢滋人)