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 過激派組織「イスラム国」(IS)は29日、最高指導者のアブバクル・バグダディ容疑者だとする動画を約5年ぶりに公開した。ISが犯行を主張する今月21日のスリランカの連続爆破事件を称賛し、シリア東部の最終拠点を制圧されたことへの報復だと主張した。動画内容が事実であれば生存を示すことになり、支持者たちを新たなテロに向かわせる危険もある。

 バグダディ容疑者をめぐっては、これまで死亡説や重傷説がたびたび流れていた。動画が公開されるのは2014年7月、ISが最重要拠点としたイラク北部のモスルで演説をして以降初めてとなる。AFP通信は、過激派研究機関や専門家が、動画の男がバグダディ容疑者であるとの認識を示したと伝えている。

 動画は約18分で、撮影日時は不明。バグダディ容疑者とみられる男は「イスラムの十字軍との戦いは長いものだ」と語った。その上で、今年3月にシリアで少数民族クルド人中心の武装勢力「シリア民主軍」が制圧したISの最終拠点バグズについて、「戦いは終わった。これは十字軍のイスラムの国に対する野蛮さと残忍性を明らかにするものだ」とした。

 250人以上が犠牲となったスリランカの事件に言及し、犯行グループがISに忠誠を示す動画や、標的にされた教会、負傷者が搬送される様子が映し出されて、事件は「(制圧された)バグズの同胞たちの報復」だと主張。「1千人もの十字軍を死傷させた」とし、さらなる戦いを呼びかけた。

 スリランカの事件をめぐっては…

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