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 「令和」ゆかりの地、福岡県太宰府市の坂本八幡宮では、1日午前9時から新天皇即位と改元を祝う祭りが開かれた。「奉祝 天皇陛下御即位」の垂れ幕が掲げられた境内は、御朱印を求める参拝客らで混雑した。氏子会によると、1日午前10時時点で4千枚以上を渡したという。

 福岡市城南区の会社員、梶原潤さん(39)は大正生まれの祖母に御朱印を贈るため、1日午前2時半から並んだ。「新しい時代が始まるんだなと感じた」。午前3時から並んだという福岡県広川町の会社員、尾畑直樹さん(44)は「令和の記念すべき日に記帳したかった」と話した。

 福岡市城南区の看護師、神崎いおりさん(34)は御朱印を受け取った後、40~50分待ってお参りした。「せっかくなので『令和元日』にゆかりのある地でお参りをしたかった」と話した。

 「令和」は、奈良時代に大宰府長官だった大伴旅人(おおとものたびと)の邸宅で開かれた宴で詠まれた歌の序文が出典とされ、近くに旅人邸があったとの説がある坂本八幡宮がゆかりの地として注目されている。この日の祭りでは御田良知宮司(59)が祝詞(のりと)を奏上し、玉串を捧げた。御田宮司は「新しい天皇の安泰と国民の幸せをお祈りしました」と話した。(伊藤繭莉)