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 漁師の街、宮城県気仙沼市で130年にわたって親しまれた銭湯「亀の湯」が閉店して2年余り。その跡を継ごうと、この夏、魚市場前に「鶴亀の湯」が誕生する。奔走したのは地元の女性たち。装いも新たに、トレーラーハウスでの営業に向けて、てんてこ舞いで準備を進めている。

 亀の湯は創業明治19(1886)年。漁港のそばにあり、危険な海での一仕事を終えた漁師たちの心と体を癒やしてきた。東日本大震災で津波に襲われながらも営業を再開したが、2017年5月、復興工事のかさ上げで立ち退きを余儀なくされた。

 「銭湯は漁師が真っ先に『ただいま』と帰る場所」

 こう話すのは、08年にできた地元の街おこし団体「気仙沼つばき会」の小野寺紀子さん(46)と斉藤和枝さん(57)。時に大漁旗を手に漁船を見送り、漁師をモデルにしたカレンダーも製作してきた。

 自宅よりも、船上や気仙沼で過ごす時間の方が長い漁師たちも多い。銭湯がなくなれば、船でシャワーを浴びたり、海水を温めて入浴したりするしかない。「あったかい真水のお風呂につかって、気仙沼に来て良かったと思ってもらいたい」。何とかして、港のそばに銭湯を復活できないものか――。

 一から建て直せば1億円はかかる。そんな時、小野寺さんがインターネットで見つけたのが、浴場が備わった中古のトレーラーハウス。これを使えば、費用は3千万円ほどに抑えられる。市から補助金1千万円を受け、クラウドファンディングで約630万円を集めた。不足分は市民の募金や借り入れで補った。

 「お風呂に入ったら、おなかも…

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