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 相模原市南区の路上で会社員男性(当時60)を刺殺したとして、殺人罪に問われた同区の無職男性(41)の裁判員裁判の判決が31日、横浜地裁であった。田村政喜裁判長は「合理的な疑いを差し挟む余地がないとはいえない」として、無罪を言い渡した。

 男性は2017年12月12日、同区内の歩道で会社員男性の左胸部などを刃物で突き刺すなどして殺害したとして起訴された。検察側は事件発生時刻ごろ、現場付近に落ちた眼鏡とたばこが男性の物である▽男性の自宅アパートに会社員男性の血痕がある自転車があったなどと主張。判決は眼鏡とたばこは男性の物であるが、落とした時間は事件発生時刻ごろと限定できない▽事件当時、血痕のついた自転車を男性以外が使わなかったとは言えないなどと認定した。(山下寛久)