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ユーグレナ 出雲充社長

 産業革命以降、自然環境を代償にするやり方が優位になり、(米生物学者の)レイチェル・カーソンは1962年、著書「沈黙の春」で農薬など化学物質に警鐘を鳴らしました。それでも「石油や石炭を使い続けると地球が壊れかねない」ということをまともに受け止める人は少なかったと思います。被害が見えづらかったからです。

 近年は熱波や水害など異常気象による被害が報じられています。(燃やすと温室効果ガスを排出する)石油や石炭の短所を人々が理解できるようになり、ようやく意識や生活が変化しつつあります。化石燃料から再生可能エネルギーへ、という新しい道も認識されるようになってきたのではないでしょうか。

 私たちはミドリムシや廃食油でバイオ燃料をつくり、航空機や自動車を動かす計画を進めています。ミドリムシは培養施設で増やしますが、(温室効果ガスである)二酸化炭素を吸収して成長するので、燃えても二酸化炭素が増えない持続可能な燃料です。

 ただ、値段が高い。ざっくり言うと、1リットル当たりで石油由来の燃料は150円ですが、ミドリムシなどでつくるものは現状では1万円します。地球のために年中使ってくれる人はいないでしょう。燃料はコモディティー(汎用〈はんよう〉品)なので、コストが大事なのです。

 逆に言うと、ミドリムシの燃料が石油と同じくらいの値段まで安くなれば、絶対に選ばれるでしょう。技術的に難しくて時間がかかるし、リスクもありますが、一気に巨大マーケットがとれる可能性があります。ほかの産業にはない面白さです。

 「本当にできるのか?」と思われるかもしれません。

 しかし、環境や社会に配慮する…

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