[PR]

(1日 巨人5―1中日)

 平成最初の試合で巨人の先発投手は桑田だった。完投して勝ち投手になった。元号が令和に改まったこの日。東京ドームのマウンドに、桑田と同じ背番号18の菅野が上がる。平成元年生まれの右腕は「ある程度、(相手が)直球、スライダーで来るだろうと思っているのは予想できていたので」。裏をかいた。

 3者連続本塁打を浴びた前回登板のヤクルト戦を反省し、序盤はカーブ、フォークを多めに投げた。中盤以降は、威力のある直球と、鋭いスライダーを基本とした組み立てに変更。六回2死一、三塁は大島を150キロ直球で空振り三振に切ってとる。七回、平田から奪った自身通算1千個目の三振は、スライダーでバットを誘い出した。

 首位をゆく巨人で唯一の弱点といえるのが、リリーフ陣だ。抑えのクックは右ひじ違和感で離脱中。当初セットアッパーを任された吉川光は結果を残せず、2軍で再調整しており、勝ちパターンの継投が決まらない。だから、「120球くらいまでは大丈夫」と原監督は、最後までエースに託すつもりでいた。

 平成最初の試合と同じく、背番号18は投げ抜いた。しかし、先頭打者から3連打を許して1点を取られた九回を悔やむ。菅野は「あそこで交代なんか、あり得ない。ただ、ブルペンも準備してたと思う。余計な労力を使わせてしまった」。元号は変わっても、マウンドを守り切る責任感は不変だ。(山下弘展)