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 福井県小浜市北塩屋の宗像(むなかた)神社に伝わる6年に一度の式年七年大祭(西津七年祭)が3日から始まった。県の無形民俗文化財に指定されており、5日までの3日間、西津地区は祭り一色となる。

 七年大祭は巳(み)年と亥(い)年に催される。西津地区は小浜湾に面した漁村として栄え、神社は漁業と海上安全、醸造の神を祭っている。約300年前から氏子によって続けられていると伝わる。

 初日は午前9時半、太鼓や笛のはやしに乗って7基のみこしが宮出しされ、地区内を練り歩いた。みこしは正午ごろ、神社から約600メートル北に設けられた御旅所に入り、この日の行事を終えた。

 4日は午後3時に御旅所から出て午後5時50分ごろ別の場所に設けられた御旅所に宮入りする。5日は午後5時半に宮出しし、午後6時ごろに神社へ戻る。

 今回は神社に奉納されている千石船の模型「船霊(ふなだま)(玉)」が初めて宮出しされ、地区内を練り歩いた。七年大祭祭礼委員会事務局の杓子(しゃくし)明さん(72)は「少子高齢化で担い手が減り、市外に出た人に戻ってきてもらったり、60歳以上の方にも手伝ってもらったり、といった工夫をしてきた。伝統の祭りを絶やさないようにしたい」と話した。(菱山出)