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 第71回春季関東地区高校野球山梨県大会(県高野連主催、朝日新聞甲府総局など後援)は4日、甲府市の山日YBS球場で準決勝があり、駿台甲府と山梨学院が5日の決勝に進んだ。両校は18日から埼玉県で開かれる関東大会出場が決定。駿台甲府は2年ぶり4回目、山梨学院は3年連続12回目の出場となる。

 駿台甲府の5番打者、依田郁也選手(3年)は延長が決まった直後のグラウンド整備中、この日の打撃を見つめ直した。1安打したものの、東海大甲府の主戦、加藤匠投手(3年)に2三振を喫していた。

 十回表は先頭打者。「中途半端にならないよう振り抜こう」。ここまで要所で振らされていた内角の直球を強振した。快音を響かせ、打球は右翼手を越えてスタンドへ。拳を握りしめ、喜びを表してダイヤモンドを1周した。

 駿台甲府が序盤の2点リードを守れず、東海大甲府に六、七回と1点ずつかえされた。延長に突入した直後の一発は、流れをぐんと引き寄せた。適時打などでこの回さらに2点を追加。その裏に1点差まで詰め寄られたが逃げ切ることができた。

 依田選手は「冬場に鍛えた下半身のパワーが生きた。チームのために点がとれた」と本塁打を喜んだ。東海大甲府には2017年夏と秋、18年春と3季連続で準決勝で対戦し、すべて敗れていた。

 「組み合わせが決まったときから、『準決勝で東海大甲府に絶対勝つ』とチームの目標にしてきた」と話し、「決勝に気持ちを切り替え、優勝できるよう準備したい」と頂点をめざす。(野口憲太)