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 JR四国の観光列車「伊予灘ものがたり」が4日、2014年の運行開始から乗客10万人を達成した。瀬戸内海の景観が有名な下灘駅(愛媛県伊予市双海町)で記念式典があり、観光客や地元住民らが途中下車した乗客を出迎えた。

 伊予灘ものがたりはJR予讃線の松山―八幡浜駅間を走る観光列車で、2両編成の車内は対面席になっている。地元食材を使った弁当を食べながら、海沿いの車窓を楽しめる。JR四国によると、16年以降は乗車率が90%を超える人気という。

 4日の式典に出席したJR四国の半井真司社長は「10万人達成は(沿線の)心温まるお出迎えのおかげ。より多くのお客様に喜んでもらえるように、ブラッシュアップしていきたい」とあいさつした。

 下灘駅で10年ほど前から清掃や花植え、乗客の出迎えなどを続けてきた地元の「日喰(ひじき)老人会」の役員らも参加し、半井社長らと一緒に10万人達成を鏡開きで祝った。西田邦俊会長(75)は「活動をみんなに喜んでもらえて、地域の活性化にもつながった。今後も続けていきたい」と話した。(藤井宏太)