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 決勝の舞台で、またも屈した。4日にあった春季群馬県高校野球大会決勝(高崎城南球場)で、健大高崎が前橋育英に5―7で敗れた。群馬でしのぎを削る2強だが、健大高崎は2016年以降の県内の決勝で前橋育英に7戦7敗となってしまった。

 4点を追う九回、先頭からの4連続長短打で2点差に迫った。しかし、なお無死一、二塁で後続が遊ゴロ併殺、三ゴロに倒れた。両校とも既に18日からの関東大会(埼玉)進出は決めているが、健大高崎の青柳監督は「負けていい試合なんてない。非常に悔しい」。

 因縁の相手だ。健大高崎は11年夏に甲子園初出場を果たすと12年選抜は4強入りした。積極果敢な走塁は「機動破壊」とも言われ、脚光を浴びた。前橋育英が高橋光成(こうな)(現西武)を擁して全国選手権で初出場優勝を遂げたのが、翌13年だ。

 14、15年は健大高崎が夏の群馬を連覇したものの、16年からは3年続けてこのライバルに夏の甲子園への道を断たれた。16年以降、春は今大会を含め3度、夏3度、秋1度、決勝で対戦し、全敗だ。

 この日放った15安打は、相手の11安打を上回った。それでも敗れたところに、青柳監督は敗因の一つを見てとる。「育英さんはチャンスに強い。追い込まれてからがしぶとい。集中力、勝負強さの差。そこですよね。これを糧に夏に向かいたい」。主将の辻は「完全に力負けしたわけではない。あと一本(安打)を出せる勝負強さをあげていきたい」。夏の雪辱へ。へこんではいられない。(竹田竜世)