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 山梨県北杜市大泉町西井出の県立八ケ岳牧場天女山分場で、県内の畜産農家から預かった牛の「預託放牧」が始まった。牛の健康を保ち、農家の負担も減らそうと1951年から続く。牛は標高約1500メートルに広がる283ヘクタールの牧場で10月下旬まで過ごす。

 県から受託している県子牛育成協会によると、7、8日だけで約410頭が牧場に放たれた。生後6カ月以上のメスで、ホルスタインなどの乳牛が7割、繁殖用の黒毛和種が3割を占める。

 牧草の生育は4月にも降った雪の影響で10日ほど遅れているが、初夏の草は栄養価が高く、胃の発達に役立つ。広い高原を駆け回ることで牛の足腰も強くなるという。(平畑玄洋)