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執務に臨む天皇陛下(2019年5月7日午後、皇居・宮殿「菊の間」、宮内庁提供)
天皇陛下が即位してから7日で1週間。宮内庁の西村泰彦次長は会見で「ご退位とご即位の儀式が滞りなく終了して大変よかった。新しい御代(みよ)の行事を一つ一つ着実にやっていきたい」と述べた。
陛下はこの日、東京・元赤坂のお住まいから皇居に移動し、宮殿・菊の間で、内閣からの書類を決裁する「執務」を行った。その後、皇后さまとともに、即位の礼と大嘗祭(だいじょうさい)の期日を報告する祭祀(さいし)「奉告の儀」を行う宮中三殿を視察した。
◇
天皇陛下と学習院の幼稚園から中等科まで一緒だった元ホテルオークラ東京総支配人室室長の立花眞さん(59)には、陛下との忘れられない思い出がある。
30代のとき、母を亡くした。その翌年、ホテルオークラ東京で国賓として来日したアイルランド大統領のパーティーがあり、当時の天皇(現上皇さま)や皇族方が参列した。
帰り際、厳重な警護の中で歩く皇族方の列を見守っていたところ、当時皇太子だった陛下がすっと列を離れて歩み寄ってきた。そして、「遅くなりましたが、お母様のことお悔やみ申し上げます。お力を落とされませぬように」と小声でささやいた。
「予期せぬことで胸にジーンと熱いモノがこみあげました」
陛下とは初等科の6年間は同じ…
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朝日新聞社会部