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 「女子プロ野球界のイチロー」と呼ばれる選手がいる。同じ愛知県出身で、京都フローラに所属する三浦伊織(27)だ。高校時代はテニスで全国4強にも入った異色の経歴の持ち主は、女子プロ野球史上初の通算500安打にあと10本(5月10日現在)と迫っている。イチローさんとの接点や野球への思いを聞いた。

 4月30日、京都府の伏見桃山球場であった春季リーグ戦。1番中堅で先発した三浦は、一回に左中間に二塁打を放ち、三盗で先制の足がかりをつくった。守備では中堅後方へ一直線に走って捕球したかと思えば、今度は詰まった当たりを前に走り込んでキャッチ。走攻守でチームを勝利に導いた。三浦の活躍もあり、京都は5月3日にはリーグ優勝を決めた。

 身長160センチと大きくはないが、2014年に打率5割を記録するなどこれまで首位打者は3度、12~14年には3年連続で最多安打を受賞した左打者だ。50メートル6・7秒の足を生かし、昨年まで7年連続で最多盗塁も獲得した。

 野球と出会ったのは小学1年。地元の愛知県一宮市の少年野球チームに所属する2歳上の兄の応援に行ったことがきっかけだ。小学5年からエースで3番打者。「軸がぶれないのが魅力」と元大リーグ・ヤンキースの松井秀喜さんに憧れた。体の小ささをカバーするため、打撃では徹底して体の軸を意識した。

 野球を続ける環境がなく、中学…

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