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 和歌山県高野町の高野山総本山金剛峯寺に、大阪府堺市の現代美術作家久保田昌孝さん(74)制作の屛風(びょうぶ)絵が奉納され、7日、大広間で奉納式があった。

 納められたのは赤と黒の対比が鮮やかな四曲一双の屛風絵「豊饒(ほうじょう)」。久保田さんは、「みなさんに見て頂いて、豊かな気持ち、幸せになるような気持ちの作品になったらいい」との思いで取り組んだという。同寺などによると、久保田さんは東京芸大大学院日本画専攻を修了し、イタリアに渡って活動、今は堺市に戻っている。

 金剛峯寺の添田隆昭執行長は「現在の日本画家の中で抽象画に到達した到達点として将来に伝えることができればと思う」などとあいさつ。この屛風は同寺の新別殿でしばらくの間、公開するという。(鈴木芳美)