富山)石綿で父が死亡、国との和解成立 県内2例目

竹田和博
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 アスベスト(石綿)が原因で父親が死亡したのは国が対策を怠ったためだとして、富山県射水市の男性(59)が国に損害賠償を求めた訴訟の和解が8日、富山地裁で成立した。国が慰謝料など約1430万円を支払う。原告弁護団が発表した。弁護団によると、県内でのアスベストによる健康被害を巡る国賠訴訟の和解は2件目という。

 訴状などによると、原告の父親は高岡市内の建材メーカーに勤めていた1965~72年ごろ、アスベストの被害に遭ったとされる。2003年に悪性胸膜中皮腫で、72歳で死亡した。男性は和解について「12日の命日前に報告が出来るので良かった」と話した。

 アスベストによる健康被害を巡り、最高裁が14年に国の責任を認める判決を出した。国は一定の要件を満たした被害者らが訴訟を起こした場合、和解を進めている。弁護団は、県内に他にも被害者がいるとみて相談を呼びかけている。相談は大阪アスベスト弁護団富山事務局(076・461・7435)、同弁護団常設ホットライン(090・3273・0891)で無料で受け付けている。(竹田和博)

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