JALで一時システム障害 32便欠航、92便遅れ
日本航空の旅客システムで8日午前6時50分ごろ、大規模なシステム障害が起き、全国の空港で約2時間にわたり国内線の自動チェックインなどができなくなった。システムは午前8時45分に復旧したが、カウンターでスタッフが搭乗手続きをしていたため時間がかかり、午前11時時点で、グループ全体で羽田、大阪(伊丹)、福岡など発着の32便が欠航、92便に30分以上の遅れが出た。
日航によると、サーバーと各空港との旅客情報をやりとりするシステム2系統のうち、1系統で不具合があった。1系統を切り離し、復旧させたという。チェックインせず保安検査場に直行できる「タッチ&ゴーサービス」にも不具合が出た。
日航では今年3月、国内線のチェックインシステムを大規模に更新したばかり。更新後の3月18日にもタッチ&ゴーサービスが約40分間使えなくなるシステム障害があった。日航で詳しい原因を調べている。2016年4月や14年6月にも大規模なシステム障害があったが、今回の不具合とは別のシステムだという。
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