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 大阪・梅田の地下街「ホワイティうめだ」で9日、老朽化に伴う改装工事が始まった。半世紀にわたって待ち合わせ場所として親しまれてきた「泉の広場」の噴水は撤去されることになり、この日のお別れセレモニーで、噴水が止められ、シンボルの少年像も重機で取り外されて、噴水全体が幕で覆われた。

 セレモニーには、事前に応募した市民約30人や地下街の関係者らが参加。「大阪生活のすべての始まりの場所」「夫と独身時代からの待ち合わせの場所です」など、一般から募った泉の広場にまつわるエピソードが紹介された。友人との待ち合わせでよく訪れたという大阪府東大阪市の自営業、山本哲也さん(49)は「小さい頃からなれ親しんだ場所がなくなるのはさみしい」と惜しんだ。

 泉の広場は1970年に完成し、現在の噴水は3代目。1日に約40万人が訪れる地下街の待ち合わせ場所として親しまれてきたが、災害時の妨げになることやイベントスペースとして活用するため、今回の改装で噴水は撤去されることになった。

 改装工事は11月下旬までの予定。期間中、「ホワイティうめだ」2期エリア部分は通行できなくなる。(坂東慎一郎)