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 大津市大萱6丁目の県道交差点で8日午前、信号待ちをしていた保育園児ら16人が巻き込まれ、園児2人が死亡、1人が重体、13人が重軽傷となった事故で、接触した車2台の破損程度が低いことが滋賀県警への取材でわかった。県警は制限速度内か、大きくは超過せずに走行していた可能性が高いとみて、軽乗用車に設置されていたドライブレコーダーの映像を解析するなどして事故当時の状況を詳しく調べる。

 県警は、目撃証言などから、右折レーンから右折しようとした新立(しんたて)文子容疑者(52)=自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)容疑で逮捕=の乗用車と、対向車線を直進してきた下山真子(みちこ)さん(62)=同容疑で逮捕後釈放=運転の軽乗用車が接触し、軽乗用車が園児のいた歩道へ乗り上げたとみて、調べている。

 捜査関係者によると、衝突後の2台の位置は大きく離れておらず、破損状況も2台とも右前方のヘッドライトやフロントガラスの損傷にとどまる「小破」だった。さらに、目撃情報などからも、2台のスピードは法定制限速度(上限の高い地点で60キロ)内か、大幅には超えていなかったとみている。

 県警は8日にドライブレコーダーを回収。事故当時の右折車の動きなどの解析を進めているという。(安藤仙一朗)