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 松江市立病院(乃白町)の緩和ケア病棟で9日、端午の節句にちなんだミニコンサートがあった。入院患者や付き添いの家族ら約40人が、アコースティックギターの音色に耳を傾けた。

 緩和ケア病棟は、がんなど重い病気の苦痛を緩和し生活の質の向上をはかる専門の病棟で、9日現在、17人が入院する。

 コンサートは、病棟で会話やお茶を楽しむボランティア活動を毎週しているメンバーが中心になって開催。この日は、アマチュアギタリストとしてボランティア演奏をしている松江市竹矢町の農業青砥生夫さん(68)が、「琵琶湖周航の歌」「月の砂漠」などを演奏し、ギターの音色に合わせて患者らが歌った。最後は全員で「鯉(こい)のぼり」を合唱し、約40分のコンサートを終えた。

 会場の病棟ホールにはこいのぼりが飾られ、患者や家族ら約20人と、医師や看護師らのスタッフも集まった。栄養士による手作りのくずまんじゅうなども振る舞われた。

 約1カ月入院しているという車いすの女性(71)は「ギターがとっても上手で、楽しく過ごすことができました」と笑顔だった。(奥平真也)