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 高齢者に多い転倒による骨折を予防しようと、クッション性のある素材を使った巻きスカートを、大分市在住の服飾デザイナー鶴丸礼子さんらが開発した。県庁を9日に訪れ、広瀬勝貞知事に販売開始を報告した。

 鶴丸さんは、障害者向けの服作りを手がける。今回は大分市内の病院が「高齢者が気軽に着用できる骨折予防の服を作ってほしい」と要望。ウェットスーツなどを製造販売する「ヘルメット潜水」(大分県国東市)と協力して制作した。

 スカートは衣服の上から着用するタイプで、ウェットスーツに使うクッション性のある素材を使用。大腿(だいたい)骨の位置に合わせて着脱できるポケットがセットになっている。衝撃吸収性があり、転倒した際の骨折予防に効果があるという。おしゃれ着として着てもらえるよう、ポケットには鮮やかな色の素材を使っている。

 鶴丸さんは「動きが制限されないように工夫した。スカートという名前だが、男女問わず使ってもらえれば」と期待する。試着した上野次男さん(71)は「伸縮性があって、車の運転や犬の散歩も楽にできる」。梶谷靖子さん(77)は「体にフィットして動きやすい。安心感があります」と話した。

 フリーサイズで、価格は1万6200円(税込み)。ポケットの色は好みの組み合わせから選べる。問い合わせは「ヘルメット潜水」(0978・67・2251)へ。

 このスカートは、12日に大分市のコンパルホール3階の多目的ホールであった「バリアフリー・ファッションショーinおおいた」でお披露目された。(前田朱莉亜)