[PR]

 小野薬品工業は9日、業績を牽引(けんいん)してきたがん治療薬「オプジーボ」の販売額が2020年3月期には減る見通しだと発表した。19年3月期は薬価の引き下げを販売増が補い、前年比0・5%増の906億円を売り上げたが、20年3月期はさらに薬価が下がって同6・2%減の850億円になると見込む。

 オプジーボは免疫の仕組みを利用した新しいがん治療薬。本庶(ほんじょ)佑(たすく)・京都大特別教授が昨年、薬の開発につながる研究でノーベル医学生理学賞を受賞した。本庶氏とは特許の対価をめぐって対立があるが、相良暁社長はこの日の記者会見で「月末にコメントを出す」とだけ述べた。(米谷陽一)