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 様々な政財界人、文化人が足を運んだ小樽市の「酒亭 すえおか」の元女将(おかみ)・末岡睦さんが、平成最後の4月30日、93年の生涯を閉じた。「北のウォール街」と言われたにぎやかな時代の小樽で幼少期を過ごし、後年は「酒亭」で人間模様を広げた。博識さと縦横無尽の交友録が、小樽の歴史と奥行きを感じさせる「名物女将」だった。

 1925(大正14)年に同市で生まれた。父は小樽中(小樽潮陵高)のスキー部長などを務めた英語教師で、自宅には国内トップのジャンプ選手らが出入りしていた。当時の小樽は有数のモダン都市。末岡さんも、時に喫茶店でアイスクリームを食べ、家族でコイ料理を楽しんだという。庁立小樽高女(小樽桜陽高)から津田英学塾(津田塾大)に進んだが、戦争激化で2年後に帰郷。戦後、結婚し1男1女に恵まれた。

 市の中心部に「酒亭」を開いたのは67(昭和42)年。市役所や商工会議所、マスコミ関係者のほか、小樽ゆかりの詩人・伊藤整、芸術家の岡本太郎、作家の井上ひさしら、店を訪れた顔ぶれは幅広い。伊藤整が残した色紙は長く店内に飾られていた。交流は、小樽と縁が深い石原慎太郎・元東京都知事らにも及んだ。

 70~80年代に市を揺るがし…

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