太田泉生
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エンジンフードを開けるとモーターなどが詰まっている。右奥は通常のエンジン車=2019年5月9日午後3時51分、横浜市都筑区、太田泉生撮影
旧型のフォルクスワーゲン・ビートルは「かぶと虫」の愛称で知られる。2003年まで半世紀以上にわたって生産され、丸みを帯びた車体と「バタバタ」という独特のエンジン音で親しまれてきた。
オズコーポレーションが販売する「e―Bug(イーバグ)」は外観も内装も旧型ビートルそのもの。だがアクセルを踏み込むと、「フオーン」とモーター音を響かせて軽やかに進む。エンジンをモーターに積み替え、電気自動車(EV)として生まれ変わらせたのだ。
「重たいハンドルや、振動が伝わってくる運転感覚はもとのビートルのままです」。古川治社長(48)がハンドルを握りながら言った。
車好きの古川さんは、パーツ販売や改造を手がける会社を20代で立ち上げた。
当時は「走り」を重視した改造…
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朝日新聞社会部