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 福井県坂井市の電柱で、国の特別天然記念物コウノトリが本格的な抱卵に入ったと推定されると、県と坂井市が発表した。有精卵の場合、今月下旬以降にヒナが生まれる可能性がある。

 県自然環境課などによると、コウノトリは兵庫県豊岡市の人工巣塔で生まれた4歳のオスと6歳のメスのペア。2月下旬から坂井市内や福井市内に飛来しているのが目撃されていた。

 その後、ペアが鉄塔や電柱に巣材を運ぶ様子が見られていた。停電や感電の危険があるため、北陸電力は約40回にわたって巣材を撤去してきたが、地元住民からの要望を受けて、北陸電力は4月下旬、ペアが新たに巣をつくった電柱の高圧線に、電気が流れないようにする工事をしたという。(福宮智代)