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 経済産業省のキャリア職員が覚醒剤入りの荷物を受け取ったとして麻薬特例法違反容疑で逮捕された事件で、世耕弘成経産相は10日の閣議後会見で「誠に遺憾。引き続き捜査に最大限協力し、全容が解明されたら厳正に対処したい」と述べた。

 逮捕されたのは、製造産業局自動車課の課長補佐、西田哲也容疑者。警視庁の調べに対し、西田容疑者は「仕事のストレスから、覚醒剤に手を出した」という趣旨の供述をしているという。世耕氏は「一般論」と前置きしたうえで、「経産省として働き方改革を進めているし、メンタルヘルスも含めて職員の健康管理に努めている」と強調した。

 警視庁は4月下旬、覚醒剤が入っていると知りながら、自宅で国際スピード郵便を受け取ったとして、麻薬特例法違反(規制薬物としての所持)容疑で西田容疑者を現行犯逮捕した。経産省本館5階にある自動車課内の西田容疑者の机などを捜索したところ、複数の注射器などが見つかったという。西田容疑者が省内で覚醒剤を使用していた疑いをもたれていることについて、世耕氏は「5日に経産省内で捜査当局による捜査が行われたのは事実だが、捜査内容に関連するのでコメントは控えたい」と述べるにとどめた。(伊藤弘毅)