【動画】将棋の豊島二冠、囲碁の井山四冠らに表彰状 関西囲碁将棋記者クラブ賞=佐藤圭司撮影
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 関西囲碁将棋記者クラブ(加盟19社)は14日、第27回関西囲碁将棋記者クラブ賞に囲碁の井山裕太四冠(29)=大阪府東大阪市出身=と、将棋の豊島(とよしま)将之(まさゆき)二冠(29)=愛知県一宮市出身=を選んだと発表した。将棋の若松政和八段(79)=神戸市長田区出身=と杉本昌隆八段(50)=名古屋市出身=には特別賞を贈ったことも発表した。

 関西の囲碁将棋担当記者が投票で選び、この日、大阪市福島区の関西将棋会館で表彰式を催した。

 囲碁七大タイトルの通算獲得数の歴代最多記録を塗り替えた井山四冠は、8年連続12回目の受賞。「関西の棋士にとって非常に歴史のある賞をいただき、名誉なことと思っております。昨年から現在に至るまで自分自身にとって厳しい戦いの連続ですけども、自分の中の感覚としてはそれほど悪くもない、という部分もあるので、何とか結果に出来るよう努力していきたいと思います。(同時受賞した)豊島さんは今、本当に勝ちまくっておられるので、自分も少しでもあやかりたいと思います」と話した。第89期棋聖戦で初タイトルを獲得し、第59期王位戦で二冠目となるタイトルを獲得し、現在進行中の第77期名人戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛)で挑戦者となっている豊島二冠は初受賞だ。「昨年度は自分にとって飛躍の一年になりました。関西将棋界全体としても大変盛り上がったのではないかな、と思います。ここ数年、将棋ブームで将棋界や棋士のことを採り上げていただくことが増え、大変うれしく、やりがいを感じています」と述べた。

 若松八段は神戸で長年、将棋教室を営み、谷川浩司九段(57)や井上慶太九段(55)らを育て、将棋普及に貢献したことが、杉本八段は弟子の藤井聡太(そうた)七段(16)ら若手棋士との大激戦となったC級1組順位戦で昇級したことなどが、それぞれ評価された。若松八段は「来年は(81歳の)盤寿を迎えます。元気で頑張っていきたい」と話した。過去に2回受賞している杉本八段は「関西棋士としてこの賞は、毎年、楽しみにしていました。関西の将棋棋士たちが非常に強い今、まさか私が再びいただけるとは想像もしておらず、大変光栄に存じます」と喜びを語った。(佐藤圭司)