競輪の売り上げが好調なのは偶数月 その理由は?

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 競輪などの場外車券売り場を東日本を中心に運営する花月園観光(横浜市)では、顧客の高齢化が進んでいる。

 売り場の一つ、サテライト横浜では「利用者の平均年齢が70歳の大台を超えた」と松尾嘉之輔社長。「平均年齢が毎年1歳ずつ上がっているような状況」という。

 以前は給料の支払日が集中する毎月25日以降の売り上げが多かったが、最近は偶数月にある年金支給日の後が好調だ。休日かどうかの影響はほとんどなくなっており、春の大型連休中の売り上げは前年とほぼ同じだったという。

 一方、天候は客足に直結する。猛暑や台風の影響が大きかった昨夏に売り上げを落としたことなどから同社の19年3月期決算は売上高が前年比4・9%減の8億円、純損益は1億円の赤字だった。

 松尾社長によると、競輪全体の売り上げは6千億円ほどで横ばい。ただ、ネットによる売り上げが伸びる一方で、場外車券場での売り上げは減少傾向にあるという。

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