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 富山県が把握した2018年度に県外から県内に移住した人は、前年度比176人増の905人で、統計を取り始めた08年度以降で最多だった。県が発表した。県内での移住体験ツアーや東京での移住転職フェアなどで、子育てや就労環境の良さをアピールできたことが要因になったとみている。

 県によると、市町村別の移住者は富山市が211人(23・3%)で最多。続いて高岡市143人(15・8%)、南砺市136人(15・0%)。首都圏からの移住が4割ほどという。移住者のうち、県と市町村の移住相談窓口を通じて来た324世帯(648人)については、世帯主の84%が20~40代だった。

 県は、年間の県外からの移住者を1千人まで増やすことを目指している。昨年5月には県の「富山くらし・しごと支援センター」のオフィスを大阪市内にも開設。関西からの移住促進にも力を入れる。石井隆一知事は10日の会見で「人手不足の時代で、各県が人材の獲得を競い合う状況」と指摘。「大台を実現出来たとしても満足せず、意欲ある人材の獲得に努力したい」と話した。(竹田和博)