[PR]

 日立製作所が昨秋、鉄道車両製造拠点の笠戸事業所(山口県下松〈くだまつ〉市)で働いていたフィリピン人技能実習生を実習途中で解雇した問題について、日立の東原敏昭社長は10日、「混乱を招いたことについては会社として重く受け止めている。実習生に対し、申し訳なく思っている」と述べた。

 東京都内でこの日開いた中期経営計画の説明会で記者の質問に答えた。「実習生の受け入れについて、準備を含め、改善すべき点があるんじゃないかと思っている。改善すべきは改善していきたい」とも話した。

 ただ、日立側に問題があったと考えているかとの問いには、「行政からのコメントがないので、いまのところは何も言いません。すべてパーフェクトとは言っていません」などと述べるにとどめた。

 日立は昨年10月以降、笠戸事業所で働いていたフィリピン人実習生99人を相次ぎ解雇。実習生はすでに帰国している。この問題では、「電気機器組み立て」の実習生に必須業務以外の作業しかさせていないなど技能実習適正化法違反の実態があるとみて、法務省や国の監督機関「外国人技能実習機構」が実地検査をした。