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 プロバスケットボールBリーグの千葉ジェッツが4月、数年以内に本拠の船橋市内に収容1万人規模のアリーナを建設すると発表した。球団が自ら本拠を建設、運営するのは日本バスケット界初の試みだ。夢の企画が動き出した背景に、島田慎二社長の熱意、そこに共感して手を組んだIT大手の存在がある。

 リーグ一の集客力を誇る千葉は、船橋アリーナ(千葉県船橋市、収容約5千人)や千葉ポートアリーナ(千葉市、同7千人)を常時、満員にする。近年はチケットが入手困難になり、より大きな会場の確保が周囲から期待されていた。だが、自治体による建設は難しく、島田社長は1年ほど前から自ら建設する道を探っていたという。

IT大手を認めさせた

 新たな本拠を建設するためには、多額の出資を呼び込む必要がある。島田社長は昨年10月、自らのブログの中で「100~150億円は最低必要」とつづっている。声をかけたのが、2017年からスポンサーになっていたIT大手のミクシィだった。

 同社はサッカーJ1のFC東京やプロ野球のヤクルトにも出資し、スポーツ事業に積極的だ。話はとんとん拍子に進み、ミクシィが千葉の株の過半数を取得する資本提携に至った。

 今回の取り組みは、千葉がBリーグの球団として初めて、大資本の戦略的な投資対象として認められた証しといえる。島田社長は「アリーナはあくまでも顕在化した一つの現象にすぎず、前段には経営に対するジェッツのストイックな努力がある。上場企業がそれを認めてくれたことが重要」と強調する。

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