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 春季近畿地区高校野球大会県予選(県高校野球連盟主催、朝日新聞和歌山総局後援)の決勝が12日、紀三井寺公園野球場であり、智弁和歌山が市和歌山を破り、6年連続13回目の優勝を果たした。

 今春の選抜大会の8強同士の対戦は互いに譲らず、息詰まる熱戦となった。両チーム計26安打の打撃戦で、最後は、智弁和歌山がしぶとく粘りを見せ、逆転勝ちをした。

 智弁和歌山は、25日に奈良県橿原市の佐藤薬品スタジアムで開幕する近畿大会に出場する。

 九回裏、智弁和歌山は本塁打で1点をかえし、1点差に迫った。「後に続けよう」と打席に立った捕手、東妻純平君(3年)。3球目を振り抜くと、球は中堅手の頭を越えてスタンドに吸い込まれた。

 この日、チームは序盤に5点を奪いリードしたが、徐々に差を詰められ、2点リードの六回、4点を奪われ、逆転された。「捕手としてチームを引っ張っていけなかった僕の責任。打撃で挽回(ばんかい)したかった」

 勢いにのった延長十回裏、満塁から細川凌平君(2年)の中前適時打で優勝が決まると、「勝てたことにホッとした」と東妻君。夏へ向け、「野手を引っ張っていけるようにしていきたい」と意気込みを語った。(西岡矩毅)