[PR]

 標高差1240メートルの山道28キロを駆け上がる「第6回大台ケ原マラソンinかみきた」が12日、奈良県上北山村であった。コース変更で今回はより過酷なレースに。距離は7キロ延び、標高差は約300メートル増した。290人が挑み、282人(男243人、女39人)が5時間以内で完走した。

 初夏のような好天。午前8時、村役場近くの河合清流橋を一斉にスタート。選手たちは大台ケ原ドライブウェイをめざし北へ。コースの村道と林道は平均勾配が10%を超え、急坂が延々と続く。約1千メートルを一気に上る難所で、選手たちは顔をしかめ、息を切らせて走った。

 ドライブウェイに出るとゴールまでは約10キロ。眼下に紀伊山地の雄大な眺めが広がる。木々や草花が芽吹き、新緑がまぶしい。起伏も小さく、一息入れては大台ケ原駐車場(標高1571メートル)のゴールまでゆっくりと走る選手も多かった。

 優勝は2時間12分15秒でゴールした兵庫県加古川市の会社員吉田健児さん(34)。「タフなコースでしたけど景色がすばらしく気持ちがよかった」と振り返った。初出場し、2時間34分19秒のタイムで女性で1位になった奈良県香芝市の管理栄養士笠谷仁美さん(45)は「坂道は得意なので楽しかった」と語った。(福田純也)