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 1949年の球団創設から70年を記念し、横浜スタジアムに博物館「70th ANNIVERSARY MUSEUM」が設けられた。展示品を年代別に分け、約2カ月ごとに変えていく予定で、優勝トロフィーや歴代のユニホームなどが展示される。

 博物館は70年プロジェクトの一環で、創設から約50年間オーナー企業だったマルハニチロが協賛する企画。昨年までオフィシャルショップがあった内野側のスペースを活用し、スタジアムで公式戦がある日の開門から7回終了までオープンする。その日の観戦チケットがあれば、どの席の人も入場無料だ。

 現在は、創設時から60年代をピックアップしている。球団最初の開幕投手を務めた今西錬太郎投手の写真や、チームの再出発となった明大から入団の5人組みの写真などがタペストリーになって並ぶ。

 この時代の出来事と言えば、60年の日本シリーズ初優勝。今回の展示では、優勝記念トロフィーや優勝ペナントなど、これまでファンの目にはほとんど触れてこなかったという貴重な品も並ぶ。

 タペストリーの写真を見ると、秋山登投手が日本シリーズ第1戦で投げたうえ、続く試合でもリリーフで登板したことがわかる。秋山投手はこの年、59試合に登板して21勝をあげ、今のMVPに当たる「最高殊勲選手賞」を受賞した。そのトロフィーも飾られている。「今とは違う形で野球が行われていたことがわかる」と、担当した球団職員。

 選手一人ひとりに配られる写真入りの選手証は今も発行されているが、新監督就任時に関係者に送られたあいさつ状は現在、送られていないなどの点も興味深い。長年応援団長を務めたファンの家族が保管していた色紙やチケット、60年に創刊された雑誌「大洋ホエールズ」からも、当時の雰囲気が伝わる。

 入り口には、70年の歴史を年表と写真でまとめたパネルも。「自分はどの時代にファンになった、このユニホームから覚えている、こんな出来事もあったなど、家族や友達同士で話しながら、楽しんでもらいたい」と職員は話す。

 31日から新たな展示に切り替える予定。(木下こゆる)

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