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 富山市を流れる神通川の支流熊野川の堰堤(えんてい)で、遡上(そじょう)するアユが跳びはねる姿を見せている。落差が1メートル余りの堰(せき)を越えようと、体長10センチ前後の若アユが銀色に輝く魚体を繰り返し空中に躍らせている。

 県水産研究所(滑川市)の野村幸司・内水面課主任研究員によると、県内の河川では水温が10度に達する4月上旬から順次、養殖アユの放流と、天然アユの遡上が始まる。また、アユの稚魚と生息域が重なるカタクチイワシが昨冬に大量発生したといい、野村さんは「エサのプランクトンの取り合いになった天然アユの生存率が少し下がったかもしれない」と話す。

 県内の河川のアユ漁は6月16日に釣り漁、同21日に網漁が解禁される。(高津守)