大相撲、歴代ワースト89連敗の服部桜、令和の初戦は…

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 大相撲の歴代ワースト「89連敗」の記録を持つ服部桜(20)=東序ノ口33枚目=が、令和で最初の取組も負けた。夏場所(東京・国技館)2日目の13日、春場所で初土俵を踏んだばかりの北島(18)=西序ノ口32枚目=に敗れた。通算成績は3勝145敗1休。

 午前8時半過ぎ。土俵に上がった服部桜には、ファンから口々に「服部がんばれ」の声援が送られた。師匠の式秀親方(元幕内北桜)から「立ち合い思い切っていけ」と言われていたというが、その立ち合いから一方的に押され、そのまま土俵を割った。元号が変わり、違う自分を見せようとこの一番に臨んだ服部桜は「ちょっと緊張していた。相手が新弟子で情報が少ない部分もあった」と敗戦の弁を口にした。

 服部桜は177センチ、85キロ。2015年秋場所でデビューし、平成最後の先場所まで21場所連続負け越しで歴代6位に並んでいる。令和での目標を問われると、「立ち合いを思い切ってあたって、右四つの相撲を取れるようにしたい。できれば勝ち越したい」と力強く話した。

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