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 文化庁は20日、文化や伝統を伝えるストーリー(物語)を認定する「日本遺産」に「『日本第一』の塩を産したまち 播州赤穂」など16件(21道府県の90市町)を認定し、発表した。市町村が歴史的経緯や地域の風土に根ざした伝承など文化財にまつわるものを生かし、地域活性化を目指す計画を申請する。今回は72件の申請があった。

 認定されれば1件につき3年間で計約7千万円の補助金が出る。文化庁は東京五輪・パラリンピックのある20年度までに100件程度まで増やす方針で、認定数は計83件となった。

 新たに認定されたのは以下の通り。

 ・本邦国策を北海道に観(み)よ!~北の産業革命「炭鉄港」~(北海道)

 ・みちのくGOLD浪漫(ろまん)―黄金の国ジパング、産金はじまりの地をたどる―(宮城、岩手)

 ・里沼(SATO―NUMA)―「祈り」「実り」「守り」の沼が磨き上げた館林の沼辺文化―(群馬)

 ・400年の歴史の扉を開ける旅~石から読み解く中世・近世のまちづくり 越前・福井~(福井)

 ・江戸時代の情緒に触れる絞りの産地~藍染(あいぞめ)が風にゆれる町 有松~(愛知)

 ・海女(Ama)に出逢(であ)えるまち 鳥羽・志摩~素潜り漁に生きる女性たち(三重)

 ・1300年つづく日本の終活の旅~西国三十三所観音巡礼~(滋賀、岐阜、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山)

 ・旅引付(たびひきつけ)と二枚の絵図が伝えるまち―中世日根荘(ひねのしょう)の風景―(大阪)

 ・中世に出逢えるまち~千年にわたり護(まも)られてきた中世文化遺産の宝庫~(同)

 ・「日本第一」の塩を産したまち 播州赤穂(兵庫)

 ・日本海の風が生んだ絶景と秘境―幸せを呼ぶ霊獣・麒麟(きりん)が舞う大地「因幡・但馬」(鳥取、兵庫)

 ・神々や鬼たちが躍動する神話の世界~石見地域で伝承される神楽~(島根)

 ・知ってる!?悠久の時が流れる石の島~海を越え、日本の礎を築いたせとうち備讃諸島~(岡山、香川)

 ・藍のふるさと 阿波~日本中を染め上げた至高の青を訪ねて~(徳島)

 ・薩摩の武士が生きた町~武家屋敷群「麓(ふもと)」を歩く~(鹿児島)

 ・琉球王国時代から連綿と続く沖縄の伝統的な「琉球料理」と「泡盛」、そして「芸能」(沖縄)(上田真由美)