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 奄美大島の山奥で「幻の花」と呼ばれるアマミスミレがひっそりと咲いている。世界自然遺産を目指す島を代表する固有種で、直径1センチほどの乳白色の花が愛らしい。

 こけむした岩肌に生える多年草。チョウのような花びらに走る紫の筋模様が美しく、「渓流の妖精」の呼び名もある。

 開発や豪雨災害、盗掘でごくわずかしか残っておらず、環境省と国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストの両方で、絶滅の恐れが高いカテゴリーに分類されている。(外尾誠)