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 大塚家具創業者の大塚勝久氏が、娘で大塚家具社長の久美子氏から要請された家具団体の名誉会長就任を断ったことが14日分かった。久美子氏は4月に業界団体を設立。経営権を巡って対立した「お家騒動」以来4年ぶりに再会し、就任を要請していた。

 大塚家具に10日、勝久氏から書面で回答が届いた。勝久氏が立ち上げた高級家具販売「匠(たくみ)大塚」によると、「創業時から協力頂いているメーカーへの感謝の気持ちを大切にしたい」という趣旨を記したという。

 一方、久美子氏は「機が熟すまで、名誉会長の職はあけておき、お待ちする所存です」とのコメントを出した。

 業界に詳しい信用調査会社の調査員によると、高級家具の店舗販売を取り巻く環境は厳しい状況が続いている。大塚家具と匠大塚はライバル関係にあり、「匠大塚を残していくためには、今、大塚家具に近づくメリットは少ないのではないか」と話す。