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 北方四島ビザなし交流の訪問団の一員として国後島を訪れていた日本維新の会の丸山穂高衆院議員(大阪19区)が酒に酔い、元島民の訪問団団長に北方領土を戦争で取り返す賛否を尋ねた問題で、菅義偉官房長官は14日午前の閣議後会見で「報道されていることが事実であれば、誠に遺憾だ」と非難した。

 日ロ平和条約締結交渉への影響については「政府の立場とは全く異なるものであり、日ロ交渉に影響を与えると考えない」と否定。交渉を通じて北方領土問題を解決し、平和条約を締結する政府方針は変わらないとの認識を示した。

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 自民党の二階俊博幹事長は14日、党役員連絡会後の記者会見で「議員本人の責任で発言することに対して、良かったとか、どうだとか評論することはない」と語った。

国民民主党・玉木雄一郎代表の発言

 (丸山議員の発言について)言語道断だ。大変微妙な段階にある日ロ交渉に、マイナス以外の何ものでもない。著しく国益を損ねる行為で大変遺憾だし、論外だ。

 元島民の皆さんはまさに戦争を経験し、その戦争の結果、故郷を追われ、返還運動に何十年と取り組んでこられた方だ。戦争を体験したこともない若い政治家のああいった発言を、どのような思いで聞いたのか。想像するだけで、胸が張り裂けそうな思いになる。

 (出処進退については)ご自身が判断すべきことだが、本人の記者会見を聞くと、党に任せると。維新の皆さんが今回の重要性をどのようにとらえ、どのような判断をするのか。それを見定めたい。(14日、国会内で記者団に)