世界で最も有名な日本の女優といえば、たぶん京マチ子さんになるだろう。1951年、敗戦後の日本を元気づけたベネチア国際映画祭での黒澤明監督の「羅生門」の金獅子賞は、彼女の東洋的な妖艶(ようえん)な美しさも一役買ったに違いない。

 「雨月物語」「地獄門」を含め、出演作が国際映画祭で相次いで受賞した。3本には共通点がある。一つは時代劇であること。もう一つは、京さんの演じた女性が色香で男性を狂わせていくことだった。56年にはハリウッドに招かれ、「八月十五夜の茶屋」の芸者役でスター俳優マーロン・ブランドと共演した。洋装の名作も数多いが、海外が望んだのは和装の美だった。

 当時、京さんの所属していた大…

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