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 福井県越前市安養寺町の人工巣塔で、国の特別天然記念物コウノトリのヒナが複数誕生したと、県と越前市が14日発表した。県内での野外コウノトリのヒナの誕生は、1964年の小浜市での誕生以来55年ぶりとなる。何羽誕生したかはわかっていない。

 県や市によると、抱卵が推定されていた2歳のオスのたからくんと、3歳のメスのみやびの巣で、13日にカメラ映像でヒナの姿が確認された。親鳥がヒナにえさを与える行動が見られ、県と市などが協議し、ヒナの誕生と判断した。

 14日午後には、巣の外でヒナ1羽が死んでいるのが確認された。しかし、ほかに少なくともヒナ1羽が巣にいることが確認されているという。(福宮智代)