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 仏ルノーが自社のディーゼル車に取り付けた排ガス浄化装置を意図的に操作したと、フランスの研究機関が結論づけたことがわかった。13日、仏紙ルモンドが報じた。調査結果は近く仏司法当局に報告される見通しという。捜査の展開次第では、日産自動車とルノーの資本関係の見直しをめぐる議論に影響を及ぼす可能性もある。

 仏司法当局は、ルノーが排ガス浄化装置を意図的に操作し、汚染物質の排出を少なくみせていた疑いがあるとして、2016年に調査を開始。同紙によると、17年10月に司法当局から調査を委託された仏ブルゴーニュ大の研究機関「自動車交通高等研究所」(ISAT)が、ルノーのスポーツ用多目的車(SUV)「キャプチャー」と小型車「クリオ4」の排ガス浄化装置を調べていた。

 ISATの調査では、窒素酸化物(NOx)の排出を抑えるために搭載された浄化装置が、時速50キロメートル未満で走った場合に働かないことや、一定の外気温でしか作動しないことがわかったという。(パリ=疋田多揚)