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 料理研究家の有元葉子さんが、「レシピ依存」に警鐘をならしています。栗原はるみさんらと並び、1990年代から数多くのレシピ本を出版し、支持を集めてきた有元さんがなぜ? その思いを聞きました。

ありもと・ようこ
3人の娘を育てた専業主婦時代に、家族のために作る料理が評判になり、料理家の道に。エッセーなどで衣・食・住の提案も。根強い支持を得ている。シリーズ3冊は「レシピを見ないで作れるようになりましょう。」「ごはんのきほん」「ふだんの洋食」(SB Creative)

レシピ依存になっていませんか?

 《一昨年末から、細かいレシピのない料理本を3冊、シリーズで出版した》

 ここにきて、もういいじゃないと思いました。レシピ依存になっていませんか?と問いたかったのです。

 「レシピ通り」に気をとられ、鍋の中とじっくり向き合えていない方が最近、増えたように感じます。料理研究家として、世の中の求めに応じてレシピ本を送り出してきました。あくまでヒントになればと。でも詳細なレシピがかえって依存を生み、自分の「おいしい」を見つける力を奪っているのではないかと心配しています。

 《そんな有元さんに女性編集者(45)が悩みを打ち明けたことが、シリーズを一緒に作るきっかけとなった》

 7歳と9歳の男の子の母でもある彼女は、ネットや本でレシピを検索する日々。そうして苦労して作っても、味が定まらないので、子どもはおいしくないと言って食べてくれない。なぜ?と。まさにレシピ依存でした。

「他人のまねではなく、自由に」。有元さんが訴えかけるのは、料理だけにとどまりません。記事後半では、有元さんが伝えるスープとシチューの作り方もあります。

 私は、ふだんのご飯は難しい料…

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