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 2020年の米大統領選に向けて民主党の候補者指名争いが本格化するなか、受けて立つトランプ大統領が各候補者に「あだ名」を付けて攻撃している。前回の大統領選でも、あだ名でレッテル貼りし、得意の口げんかに持ち込んだ成功体験がある。果たして今回は――。(ワシントン=土佐茂生)

 「おい、『スリーピー(眠そうな)・ジョー』が『世界を救う』と言って立候補したぞ。彼は米国以外の全ての国を救うつもりだ。知ってるか? 彼は1週間前、『中国は競争相手ではない』って言った」

 トランプ氏が20日夜、ペンシルベニア州での選挙集会で叫ぶと、聴衆からブーイングがわき起こった。

 批判の矛先は、2日前に同州フィラデルフィアで大規模集会を開いた民主党の本命、ジョー・バイデン前副大統領だ。

 8日のフロリダ州での選挙集会でも「民主党は『スリーピー・ジョー』か『クレージー・バーニー』か、どっちかの選択だな」と揶揄(やゆ)した。バイデン氏が過去に2度大統領選に挑戦したものの支持率が1%ほどで低迷し、撤退したことから、「1%のジョー」と呼ぶこともある。

 トランプ氏は、民主党の候補者が出てくるたびツイッターなどで小まめに反応し、あだ名を付けている。

 ネイティブアメリカン(先住民)を祖先に持つと主張していたエリザベス・ウォーレン上院議員に対しては、米国で広く知られる17世紀の先住民女性「ポカホンタス」をあだ名にした。差別的な言葉遣いだと先住民団体から批判を浴びてもトランプ氏はどこ吹く風。ウォーレン氏の主張をウソだと攻撃。「DNA検査で本当だったら100万ドル寄付する」と挑発した。

 これに対しウォーレン氏は昨年10月、実際に検査を受け、6~10世代前に先住民がいたと公表した。ところが、血筋を政争の具にしたとして先住民団体から批判を浴びるはめに。トランプ氏は15日の演説で「ポカホンタスはたぶん脱落するだろうな」と皮肉った。

 エイミー・クロブシャー上院議員が2月、吹雪の中で立候補表明すると、トランプ氏は「猛吹雪のなか、自信満々に地球温暖化との戦いを語った。最悪のタイミング。演説の終わりには雪だるまに見えた!」。

 また、ベト・オルーク元下院議員を「手の動き多すぎ」、キルステン・ジルブランド上院議員は「軽量級議員」とからかっている。

 20日の選挙演説では新作が登場した。

 「昨晩、『アルフレッド・E・…

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