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 米軍岩国基地(山口県岩国市)に配備されている最新鋭ステルス戦闘機F35Bが今月7日、離陸時に鳥と衝突するバードストライクを起こし、米海軍安全センターが最も重大な事故と判断していたことが防衛省などへの取材でわかった。けが人はなかった。

 同センターのホームページや防衛省が米側から得た情報などによると、F35Bは離陸を中止し、滑走路から移動。民間人や軍の施設にも被害はなかったが、初期の評価で機体の損害額が200万ドル(約2億2千万円)を超える見込みであることから、事故の度合いを4分類のうち最も重大な「クラスA」と判断した。当時の詳細な状況を調査している。

 岩国市は、米軍から事故に関する情報が寄せられていないとして、防衛省中国四国防衛局に対し、米軍側に理由などを確認するよう求めている。

 F35Bは短距離の滑走による離陸と垂直着陸ができ、岩国基地に16機配備されている。主に米海軍佐世保基地(長崎県佐世保市)配備の強襲揚陸艦に搭載され、運用されている。(具志堅直)