日経平均反落、下げ幅一時200円超 米中摩擦を懸念

吉田拓史
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 16日の東京株式市場は、日経平均株価が反落した。下げ幅は一時200円を超え、日経平均は2万1千円を割り込む場面があった。前日15日に日経平均は8営業日ぶりに値上がりし、元号が「令和」に変わった後で初めての上昇となったが、再び下落に転じた。

 終値は前日より125円58銭(0・59%)安の2万1062円98銭、東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX東証株価指数)は6・60ポイント(0・43%)低い1537・55。

 取引開始前の朝方に、トランプ米政権が、中国の通信機器大手・華為技術ファーウェイ)への米国からの部品輸出を規制すると発表。米中通商摩擦激化への懸念が広がった。15日発表の大手銀行決算が低調で銀行株が売られたことも下げ圧力となった。

 東京外国為替市場は小幅な値動き。午後3時時点は、前日午後5時時点より02銭円高ドル安の1ドル=109円48~49銭。(吉田拓史)

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